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心理学で見る「人との上手なコミュニケーション」

 

こんにちは。アシスタントディレクターのロッキーです。

 

弊社では基本的にクライアント様と直接お打合せの機会を設けております。

メールや電話でのやり取りよりも、直接お話しをしたほうがお互いにイメージを湧かせやすく、また安心出来ますよね。

しかし、ここで1つ問題が発生します。

 

私人見知りだ…

 

しかしそんなことも言っていられません。

お話し合いや電話対応が出来なければお仕事が出来ません。

 

というわけで、今回は心理学的な観点から人との上手な接し方をご紹介したいと思います。

 

1.単純接触(たんじゅんせっしょく)効果

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何やら難しい名前ですが、これは文字の通り、物理的な距離の近さを表しています。

頻繁に会ったり顔を合わせたりするだけで、お互いの距離が縮まるということですね。

たとえばwebディレクションだと、クライアント様と直接お会いする時間を多く取ったり回数を重ねたりすれば、それだけで(もちろん本当にそれ「だけ」というわけではないですが…)距離が縮まるということです。

学生時代、「席替えで好きな子の隣になれてたくさん喋れるようになった!」とか、「バイトのシフトを被らせていたら親密な関係になれた!」などという経験をしたかたもいるのではないでしょうか。

それはまさに単純接触効果なのです。

特に何かをするというわけではなく、ただ単に顔を合わせる機会を増やすだけで、相手との関係はより深まっていくのです。

 

2. 態度の類似性

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いわゆる「ミラーリング」といわれる行為です。対人心理学を少しでも学んだかたはご存知なのではないでしょうか。

人は誰しも心のどこかに「他者と同一でありたい」と感じている部分があります。

たとえば、髪型が似ていたり、服の系統が似ていたり、喋り方が似ていたり。

まったく自分とは真逆の人よりも、近しいタイプの人の方がお近づきになりやすいですよね。

打合わせの最中に、「喉が渇いたなー」と思ったタイミングで相手も偶然お茶を飲み始めたら、なんとなくほっとしませんか?

今日までの宿題を忘れてきてしまった子が自分以外にもいたら、なんとなく気になりませんか?

 

これは逆に、「相手に気になってほしい」場合にも応用が効きます。

基本は「相手に合わせること」が大切です。挨拶の仕方、声のトーン、ちょっとしたしぐさ…

 

もう一度繰り返しますが、人は「自分と似ている人」に親近感を覚えます。

日ごろから相手のことをよく観察しておくことが仲良しへの第一歩です。

 

(※ただしあまりにも露骨に真似しすぎると、不気味に思われたり馬鹿にされていると思われたりすることもあるのでご注意を…)

 

3.返報性(へんぽうせい)の原理

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人から何か良いことをされると、お返しをしたくなりませんか?

その現象のことを「返報性の原理」「好意の返報性」と呼びます。

このギブアンドテイクの法則は、親密度・信頼度をぐんと上げる一番の方法だと個人的には思っています。

そもそも人というものは単純で、他者から何かを与えられるとそれだけでその相手に良い印象を持つように出来ています。

そしてそのあと大体の人はこう思うはずです。「なにかお返しをしたい」と。

そしてお返しを考えるうちにどんどん相手への思いが募り、お返しをされた側も「やだこの人いい人!」となり、良い仲になっていくわけです。

ちなみに現金を匂わせるのは個人的にはお勧めしません。「これ、あの時のお礼」と現金を渡されても相手は「え、あ、はい。」としか思いません。

相手の為にものを選び考える、このプロセスが大切です。

 

4.自己開示の法則

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あなたが心を開くとしたら、頑なに自分の話をしないミステリアスな人と、ぽろっと自分のことを話してくれる人、どちらが良いでしょうか。

自分の話をしてもらえないと、「あれ、この人もしかして私のこと嫌い…?」って思えて来てしまいますよね。

人と関わる上で、自分のことを話すかどうかというのは重要なターニングポイントです。

仲良くなるためには、まず自分から積極的に情報を開示していきましょう。そうすることで相手も警戒心を解き、打ち解けられるきっかけになるはずです。

ちなみに私はミステリアスな人も好きです。謎があるとかっこよく見えますよね。

 

5.初頭(しょとう)効果、親近効果

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終わりよければ全てよしという言葉がありますが、それは対人心理にもはたらく現象です。

初頭効果と親近効果、この2つの違いは、

初頭効果…最初の印象が記憶に残りやすい

親近効果…最後の印象が記憶に残りやすい

といったイメージです。

 

ちなみに今までご紹介した原理は専ら日常生活用でしたが、これはマーケティングに応用することが出来ます。

詳しく見ていきましょう。

 

初頭効果

人と会った時に、第一印象でその人のイメージが決まってしまうということです。

取引先に伺った際など、初めの印象が重要ということですね。初めの印象が良くないと、その後の関係をスムーズに築いていくのは至難の業です。

たとえば自分が取引をしたい相手が上下パジャマなんかで現れたら「果たしてここと取引してしまっていいのだろうか」となってしまいますよね。その時点で無意識のうちに相手に対する印象はマイナスからのスタートになっています。

このように最初の印象がその後のイメージに影響を与えることを「初頭効果」といいます。

 

親近効果

初頭効果とは逆に、物事の最後のことが一番インパクトに残るという現象です。

仮に初回の接触で失敗しても、最後に巻き返せば結果的には相手に良い印象を残すことができる、といった具合です。

マイナスからのスタートということは、裏を返せばこれ以上下がることはないとも受け取れます(もちろん一概には言えませんよ!)

「第一印象悪かったけど、なんか時間が経つにつれて良い人だって思えるようになったんだよね~」という話は成功例ですね。プラスからマイナスの印象になるよりかは、マイナスからプラスの印象になったほうが聞こえがいいものです。

このように後の印象で相手にインパクトを与えることを「親近効果」といいます。

 

どうやって使い分けるの?

 

関心の薄い顧客に対しては初頭効果

関心の高い顧客には親近効果

が効果的のようです。

あまり興味を持ってくれていない人に対しては、最初でガツンとインパクトを与えておかないと逃げられてしまうかもしれません。

逆に興味を持ってくれている人に対しては、重要な局面で興奮が最高潮に達するよう持っていくのがベストのようです。

 

どちらが重要か、ではなく、

状況によってどちらを優先させるか、が重要なわけですね。

 

参考:初頭効果と親近効果の使い分け。どちらが重要?

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか。

ちなみにこれを実践したからといって、一朝一夕に対人スキルがアップするわけではありません。もしそんなことがあったら今頃これを書いた私は超絶ウルトラスーパーなコミュ力を身に付けているはずです。

 

対人心理の根本は、

「他人にされて嫌なことは相手にもしない」

「他人にされてうれしいことは相手にもする」

という相手を尊ぶ気持ちだと思います。

 

常に相手の気持ちになって行動できるような、そんな人になれたらいいなーと思います。

 

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