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【実践編】ブログ効果を高めるキーワード選び4つのポイント

こんにちは。デザイナーのなーこです。

先日、ブログ効果を高める「キーワード選び」の重要性という記事を配信しました。
その続編というかたちで、ここでは実際にテーマが決まったらどうキーワードを選んでいくとよいか、
実践で使えるキーワード選びのポイントを4つほど紹介したいと思います。

キーワードを選ぶときに無料のツールを使って検索ボリューム数を調べたり、関連キーワードを細かく調べる方法がありますが、ツールを活用したキーワードの調べ方は中級編としてまた別の記事で紹介したいなと思っています。

ここではツールは使わずにキーワードを選ぶ基本的な工程として必ず行ってほしいポイントをまとめています。
まずはこの基本的な流れでキーワードを選び慣れてきたらぜひツールも活用しながら「キーワード選び」を極めていきましょう!

 

キーワード選びのポイント①/ ターゲットを明確にして検索キーワードを膨らませる

実際にキーワードを選んでいくときにはじめに行ってほしいこと、それは ターゲットを明確にする です。

ウェブサイトを制作するとき、広告を打つとき、もちろんブログなど、ユーザーに向けてコンテンツを配信するときに重要なポイントとしてよく耳にすると思います。

それだけ大切なことなんですね。

 

ターゲットがすでに決定している場合は別ですが、ターゲットから決める必要がある場合、最初のうちは慣れていないと、このターゲット設定を難しそう…だと感じる人もいるかもしれません。

ただ、あまり難しく考えずに、例えば下のように 質問形式で投げかけていくと、その答えからターゲットがだんだん絞り込めてくると思います。

 

*例えば、ブログを書いている人に向けて「効果につながるキーワードの選び方」をテーマにページを書く場合

 Q.1 自分がこれから書こうとしているページは「だれ」が読むだろう?「どんな状況」の人だろう?

    →ブログを書く経験がまだ浅い人
    →会社のウェブ部門で最近ブログ担当になった人

   
 Q.2 そのターゲットにはどんな「悩み」「課題」があるだろう?

    →うまい文章が書けない、いつも時間がかかる
    →テーマやキーワードをなんとなく決めて書いていて成果の出る書き方がいまいち分からない
    →配信したブログがほとんどクリックされない

    
 Q.3 悩みや課題を「解決するために何を」知りたいだろう?

    →そもそもブログ作成全般の知識が乏しいので網羅的に知識を深めたい
    →テーマやキーワードなどスムーズに書くコツや決め方、選び方を知りたい
    →アクセスアップにつながるブログを書くためのテクニックを具体的に知りたい

 

 Q.4 そのターゲットは「どの状態になると満足」するだろう?

    →ブログを書くことに抵抗がなくなった!
    →ブログを書く時間が短縮された!
    →配信したブログのアクセス数がアップした!

 

質問を重ねると、だんだんとターゲット像が見えてくると思います。

ブログを書く経験が浅い人と上級者の人では求めている情報は違いますよね。ターゲットによって言葉遣い(キーワード)も自然に変わってくるのではないでしょうか。

質問に答えた回答の中に、今回のターゲットになるキーワードが含まれているはずです。

また、自分の専門的な知識量や経験値でも書ける内容も変わるので、キーワードとそのターゲットの課題に答えられる内容を書けるかどうかを考えながらターゲットを設定してみてください。

 

 

ターゲットが決まったら、実際にターゲットが検索エンジンでどんなキーワードを使って検索するか?をイメージしながらキーワードをどんどん出してみてください。

ターゲットの視点で悩みや知りたいことを具体的にイメージすることがポイントです。

 

下の図のように、キーワードを出すときはターゲットが細かく設定してあるほど、より具体的なキーワードが出てきます

反対にざっくりとしかターゲット設定できていない場合は、それだけキーワードもぼやけてしまいます。

キーワードがぼやけると、書く内容も「だれを対象に」「何について書いているか」が明確にならず、ユーザーからも検索エンジンからもよいページと評価されることはありません。

ターゲットの特徴をできるだけ細かく設定してターゲットをしっかり捉えるキーワードを出すことがポイントです。

 

◎ターゲットを明確に設定するとよい点

明確にターゲット像を設定し、上記のように「ターゲットをしっかり捉えるキーワード」を選ぶことができれば、ターゲットにフィットするページが書けるのはもちろんですが、それは=(イコール)「書く内容が広がってしまうのを防止できる」ということでもあります。

書く目的が「このターゲットをなるほどと納得させよう!」になるので、自然に書く内容はピンポイントでより深くなっていくはずです。

 

★ここまでのポイント

  • これから書いていく記事は、だれが読むか/どんな悩み(課題)を持つユーザーが見にくるか/解決するためにはどんな内容が必要か/満足する状態、をイメージしながら質問形式でターゲットを決めていく
  • ターゲットによって、書く内容・キーワードが変わる
  • 自分の知識量や経験値でもターゲット設定が変わる
  • ターゲット像を細かく設定するほどターゲットの特徴を捉えるキーワードを選ぶことができる。
  • ターゲットの特徴を捉えすキーワードを選ぶことでフィットするページが書けることはもちろん、内容がどんどん広がってしまうのを防ぐ

 

キーワード選びのポイント②/ 単語3語以上を組み合わせた複合キーワードを選ぶ

2つ目のポイントは、単語3語以上を組み合わせた複合キーワードでブログを書くということです。

複合キーワードは、別の言い方ではロングテールキーワード(スモールキーワード)とも言います。

ロングテールキーワード(スモールキーワード)は、複数語句の組み合わせ、ニッチなワードであることが多く、検索ボリュームが1,000以下と少ないキーワードを指します。検索ボリュームがそもそも少ないので競合のページも少なくなります

 

反対に一語で検索ボリュームが10,000を超えるようなキーワードをビッグキーワードと言います。

例えば、「車 保険 ホームページ ブログ」などの単語です。

 

下の図はキーワードを特徴ごとにまとめたものです↓

 

ブログを書き始めたばかりの人は、このロングテールキーワード(スモールキーワード)でブログの中身を考えていくとよいと思います。

例えば、ビッグキーワードに該当する「ブログ」だけをキーワードとして記事を書こうとした場合、ブログについて「何を」「どこまで」書けばよいか非常に判断が難しいと思います。

上位表示させるためには、さらに「ブログ」という抽象的なキーワードから数ある競合ページに勝てるだけの内容を書かなければいけません。

 

3語以上のキーワードを使ってブログを書くようにすると、それだけターゲットにマッチする内容になりそのキーワードで検索してきたユーザーの検索結果の上位に表示されやすくなります。

ブログの配信元になるサイトの場合は、ビジネスの拡大につなげるためにも市場の大きいビッグキーワードを設定しておく必要がありますが、ブログの場合はビッグキーワードで狙う必要性はあまりなく、検索ボリュームは少なくても3語以上に設定したキーワードである一定のユーザーにフィットするページをコツコツと書いていくことでサイト全体のSEO評価も高まります。

 

★ここまでのポイント

  • ブログではロングテールキーワード(スモールキーワード)を選び、ある一定のターゲットユーザーに向けて、その悩み(ニーズ)だけにしっかりフォーカスして記事を書く
  • ロングテールキーワード(スモールキーワード)を選ぶことで内容の無駄な広がりを防ぐ

 

キーワード選びのポイント③/ 4タイプの検索意図(インテント)を理解して補足キーワードを工夫しよう

検索エンジンから検索してきたユーザーには必ずニーズ(目的)があります。

この検索してきた目的のことを検索意図(検索インテント)と言い、「4つのタイプ」があるそうです。

 

▼検索意図のタイプ
  1. 「ブログ 書き方」「明日 さいたま市 天気」 → 知りたい(Know)
  2. 「ハンバーグ 簡単 作り方」 「Windows10 重い 解決 」 → 実際に〇〇したい(Do)  
  3. 「スポーツジム 新宿」「YouTube フワちゃん」 → 行きたい(Go)  
  4. 「ダイエットサプリ 通販」「UberEats 寿司」「メルカリ レディースシューズ」 → 買いたい(Buy)

ここでのポイントは、検索意図のタイプによって取り入れるとよいキーワードを選ぶということです。 検索意図のタイプによって取り入れるとよいキーワードを「補足キーワード」と呼びます。

 

▼下が補足キーワードの一例です。
  •  知りたい(Know)人向け → 「〇〇方法」「〇〇コツ」「原因は〇〇かも!?」
  •  実際に〇〇したい(Do)人向け → 「〇〇の対処法」「〇〇のヒント」
  •  行きたい(Go)人向け → 「〇〇ランキング」「〇〇まとめ」
  •  買いたい(Buy)人向け →  「口コミで大人気」「実績〇〇件」「〇〇に選ばれている!」

 

ユーザーには必ず検索意図(検索してきた目的)が存在します。

検索してきた目的の先には必ずゴール(課題の解決)があります。

検索意図のタイプを読み取って、補足キーワードも取り入れてみてください

 

★ここまでのポイント

  • ユーザーには必ず検索意図(検索してきた目的)が存在する
  • 検索意図には4タイプ(知りたい・実際にしたい・行きたい・買いたい)ある
  • 検索意図のタイプによって補足キーワードを考えて取り入れる

 

キーワード選びのポイント④/ 実際に検索して競合サイトを調査する

4つ目のポイントは、上の流れで選んだ複数後キーワード(ロングテールキーワード)で実際に検索してみて、
上位表示されているサイトのコンテンツを確認するということです。

上位に出てくるページというのは、「ユーザーからの質問(検索キーワード)を解決するよいコンテンツ」と評価されているため調査は欠かせません。

 

▼ここで調べたい点は3つ

上位表示の難易度を調べる」「コンテンツの参考」「検索意図の解離がないか調べる」です。

①難易度の確認

具体的に何をするかと言うと、検索上位に表示されているページをチェックして「どんな内容が書いてあるか」「どれくらいのボリュームか」を確認します。

ブログ作成に費やせる時間にもよりますが、そのページを超えるような内容が書けるかどうかを確認するということが必要です。他社の出しているページの内容が圧倒する場合、別のキーワードの組み合わせを探すなど検討してもよいかもしれません。

 

【テーマがお金や医療に関連する分野の場合】

テーマがお金や医療に関連する分野の場合、YMYL(Your Money or Your Life)に含まれるジャンルとしてGoogleが特に評価を厳格にしています。
このジャンルに関連するキーワードから表示されたページは、厳格な基準をクリアしている行政機関のサイトであったり国立病院、大学が上位を占めている場合があります。この場合はなかなかそのキーワードで上位に表示させるということが難しいと予想されるので、そのようなキーワードは避けてもよいかもしれません。

 

②コンテンツを参考にする

上位に表示されているページというのは、ユーザーの検索キーワードと以下がマッチしているページです。

  • ページのタイトル
  • ディスクリプション(説明文)
  • ページ内コンテンツのキーワード

 

これらが合致していてさらにユーザーの課題に対して解決する内容が書かれていると評価されているページです。

このように評価の高いページを参考にして書いていくことでキーワードの使い方のコツがつかめてくると思います。

ただ読むだけではなく下の点をとくに意識しながらよい点を取り入れてみるとよいと思います。

 

▼参考項目例

  • キーワードが何か
  • キーワードがタイトル・ディスクリプション・ページ内のどこで、どのくらい使われているか
  • ターゲットは「だれ」か意識できるか
  • 思わず目を惹くようなキーワードがあるか
  • 大見出し、小見出しなど、項目はどのくらあるか
  • 一つのまとまりの文章量はどのくらいか
  • 記事の入り口から終わりまでどのような展開(ストーリー)で書かれているか
  • 自分がある程度イメージしていた内容に近いコンテンツが作られているか

 

上位ページのよい部分を取り入れながら、さらに独自性(他のページにはないもの)をプラスしていけるとページの評価も上がりやすくなります。

上位表示されているページを調査・参考にすることはブログのアクセスアップにつながる重要な項目の一つです!

 

③検索意図に解離がないか調べる

確認が必要なもう一つの理由は、検索した結果が自分の考えていた内容と全く違った内容が表示される場合、自分の考える検索意図(検索した目的)と、ユーザーの検索意図(検索した目的)が解離している可能性があるということです。

複合キーワードを選び検索したときに、自分がこれから書こうとイメージしているページとはまったく違ったページばかり表示されるということは、「そのキーワードではそのページを見にくるユーザーがほとんどいない」ということでもあります。

キーワードの解離を修正しないとせっかく書いた記事はユーザーの検索キーワードにマッチしていない=表示されず読んでもらえないということになってしまうので、書く内容に近いページが表示される検索キーワードに変えて解離を修正しましょう。

 

ひとつの例ですが、検索エンジンに「ワンピース」と打ち込んでみました。

女性もののワンピースをイメージして検索しましたが、上位に表示されたのは「アニメ ワンピース」の情報でした。

検索結果から分かることは、「ワンピース」と検索するユーザーは、圧倒的に「アニメ ワンピース」の情報を知りたがっているということです。

検索エンジンは、検索してきたユーザーの検索行動の履歴をさまざまな指標で測定していて、ユーザーがより求める情報を判断して表示させる特徴があるためです。

検索エンジンは、ユーザーの求める情報が書かれているかどうか、という点に加えて「話題性」「情報の鮮度」なども含めて判断し検索結果に表示します。
そして検索結果は日々変わるということでもあります。

検索意図の解離はキーワードが少ないほど起こることではありますが、検索エンジンの特徴を理解した上で実際に検索して確かめるようにしましょう。

 

★ここまでのポイント

  • キーワードを選んだら実際に検索する。そこで上位のページを確認して上位表示が可能かを調査する
  • 評価の高い上位ページを参考にして記事を書く
  • 実際に検索したキーワードで検索意図の解離がないかを確認する

 

「キーワードチェック」してみました

先日配信したブログ効果を高める「キーワード選び」の重要性記事の本文を、チェックツールを使ってキーワードの出現率を調べてみました。

はじめにターゲットを定めずにテーマをざっくり決めた状態で書いた原稿と、ターゲットを設定した後ここで紹介しているポイントに沿ってキーワードを選び直しリライトしたものと比較しました。

キーワード出現率を調べたツールはこちらです↓
記事キーワード出現率チェック

ここで紹介したポイントに沿って以下の流れで変更しました。

  1. 質疑応答をしながらターゲットを設定
  2. ターゲットの特徴を捉えたキーワードを出す
  3. ターゲットの検索意図を書き出す
  4. 検索意図に合わせた補足キーワードを書き出す
  5. 複合キーワード決定
  6. 補足キーワード決定
  7. リライト

 

まだ十分とは言えませんが、設定した複合キーワードの使用回数が全体的に上位に上がり、「キーワードが設定できている状態」になったのではないでしょうか。

設定したキーワードで検索してきたユーザーの検索結果に表示される確率はだいぶ上がったのではないでしょうか。

 

ページを作成した後は、ひとつの目安としてキーワードをチェックしてみるのもよいかもしれません。
確認する項目は下の2つでよいと思います。

  • 自分が決めた複合キーワードがページ上位でしっかり使われているか。
  • ターゲットの特徴・検索意図に合わせた補足キーワードが使われているか

 

ここまで行えると、ターゲット・キーワード設定があやふやな状態で書いていたページに比べて、ユーザーからも検索エンジンからも評価の差は歴然だと思います。

 

まとめ

キーワードの選び方に迷いがあった人は解消できたでしょうか?
アクセス数の伸びがいまいちで悩んでいた人はアクセス数アップにつながる手がかりを見つけられたでしょうか?
「ターゲットとキーワードが設定されている状態」でブログを配信することで、ユーザーと検索エンジン双方から評価されるページになるので、ぜひ参考にしてみてください。

そして配信後はページのチェックをぜひ定期的に行ってみてください。一度で完璧にすることはなかなか難しいのでユーザーによりフィットする内容は?と意識しながらブラッシュアップしていくことが大切だと思います。

次回は、キーワードツールの活用編を公開予定です。そちらもぜひチェックしてみてください♪

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